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職業体験な一日②

前回からの続き。


さて、問題はここからだ。もう血は止まったものの、どうやら痛くて歩けない様子。今日は他の先生が車出しちゃってるから、車で送っていくことも出来ないし・・・。

しゃーない、ここは空手のトレーニングだと思って、いっちょ家まで背負っていってやるか!

ってことで、体重30キロのアウレリオを背負って、学校を出る。アウレリオのご近所さんだという女の子、8歳のカディもついてくる。

学校を出てから、サンダルを脱いでひざの高さの川を渡り、林を抜けて国道まで出る。

って文章にすると一行だけど、こいつがなかなか大変でしたよ。国道に出るまでにもう汗だく。そこで一回休憩。ふー。それにしても、一日のうちで、空手指導、算数指導、サッカーの審判、医者、配達屋と、5つの職業を体験しているのですよ(笑)

また背負って歩き出す。歩いていく僕らを、村の人々が穴が開くほど見つめてくる。ここではアジア人なんてまずいない。そんな人間が、手負いの男の子を背負いながらちっさい女の子と歩いていれば、それはもうハワイのビーチで日光浴する雪男と同じくらい目立つのですよ。

アウレリオ、カディの二人と、好きな食べ物の話やら兄弟の話やら、最近の一部上場企業の株価の変動の話やらをしながら(←もちろんジョーク)、トータルで20分くらい歩き続ける。

国道からわき道に入り、犬に吠えれながら、近所のおばちゃんたちに疑わしい目で見られながらも歩き続け、なんとかアウレリオの家まで到着!

家から出て来たお母さんに怪我した事情を説明する。
んでそのときに、
「アウレリオはすごいんですよ!こんなに血が出ていたのに、これっぽっちも泣かなかった!こんな勇敢な男の子ってちょっといないよね!」
って言ったら、ハズかしいような嬉しいような、はにかみ笑いをする二人。その笑った顔はソックリで、なるほど、親子だな、と当たり前のことを妙に納得させられたのでした。

それではまた!アウレリオ、元気で!お母さんまた今度!って挨拶して、来た道をカディと二人で歩き出す。

背中と肩にアウレリオが残していった熱と重みを感じながら、来るときは余裕がなくてろくに見なかった周りの景色を眺める。

そのエリアは、民家と畑しかないので、今まで一度も着たことがなかったのです。こうして来てみると、山の緑と畑の茶色と、夕焼けの赤がどこまでも続いて非常にきれいなものなのです。カメラ持ってたら写真をのせられたんですがね・・・、残念。

そこで、ふと思う。都会のマンションで、町ネオンと車の騒音に囲まれてコンクリートの上で育つ子どもと、隙間風が激しい木を組み立てただけの家でこの広大な景色とやわらかい風の音に囲まれて土の上で育つ子ども。物の豊かさは圧倒的に前者のほうが上回っているんだろうけども、彼らが感じる心の豊かさってどうなんだろう?

と、このことについて書き始めると、幸福度やら価値観やら、哲学やら宗教の話まで突っ込んでいって、帰ってこられなくなりそうなのでやめておきます。またいつか、気が向いたら。

と、そんなこんなで、起きたその瞬間から背中と腕の筋肉痛をひしひしと感じている、トレーニング不足な翌日でした!

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プロフィール

やずる

Author:やずる
あ、どうも、ご来店ありがとうございます、やずるです。
2010年1月から南米・ボリビア在住の青年です。

ノリと気合とフィーリングだけで生きちゃってる直観系男子。

ポジティ部所属。最近はアクティ部にも入部希望中。
人と猫とその他の動物と酒とチョコレートが好き。

2012年1月までのボリビア生活を、つれづれなるままに更新します。

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