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考えるのさ、貧富の差

どうも、来るもの拒まず去る者は追うタイプです、やずるです。

IMG_5724.jpg
こちら僕が今住んでいる、サンタクルスの町並み。貧富の差が激しい町。中心地はとっても活気づいている。

さて、つい先日の話。

僕は語学の授業が終わったあとに、カフェにて勉強してた。机に勉強道具を広げてコーヒーを飲みながら意識をスペイン語に傾ける。
この国でのコーヒーってのはなかなかの高級品みたいです。コーヒー豆は生産してるけど、それらはだいたい海外への輸出用。自国内での消費は少ない様子…。んで、やっぱりカフェに入ってコーヒー飲もうとすると、なかなか値が張りますね。カフェ・ラテの大きいサイズなんて頼もうものなら、食堂での1食分くらいかかります(200円くらい)。

そんなわけで、僕はいつもどおりに一番安いドリップコーヒーを頼み、いつもの店の外の席で勉強してた。
明るくて快適。ちょっと暑いけど。まあそりゃ我慢。単語に熟語に文法用語。今日の宿題、明日の予習。

結構集中していたんだと思う。そんなとき意識は外に向かない。だからすぐ隣に誰かが来ているのも、しばらく気付けなかった。

僕のすぐ横に、10歳くらいの男の子が立っていた。こっちを深い黒い瞳で見つめて来る。長いこと洗濯していないTシャツ。汚れた裸足。乱れた髪の毛。白さより黒さが目立つ歯。ボリビアではよく見られる、物乞いの少年だった。
その少年が、「お願いします…」って言って手を差し出して来た。物乞いはこの町にいっぱいいる。今まで旅行した国にもたくさんいたし、いちいち驚くようなことじゃない。全員に同情していたら破産は必至。
だから僕は今まで通り、いつもの通り、「NO」と一言だけ冷たく言った。そしてできるだけ気にしないようにして勉強を再開しようとした。でもその少年の目の中には何かしら切羽詰まるものがあって、思わずその少年の動きを目で追っていた。

僕に断られたあと、その少年は他のカフェの客たちにも同様にお金をねだって、その結果、客たちは一人違わず僕と同じ反応を示した。
一言だけのNO。首を振るだけ。手で払うしぐさ。
やり方は人それぞれ。少年にとってはすべてが同じ。

テラス席にいる客に一通り聞き終えて、収穫が全く得られないことを理解した少年。ふと顔をあげた。僕と目が合った。

その足でそのまま僕のところにやって来て、また同様にねだって来た。
首を振った。でも僕のシャツの肩のあたりを引っ張りながら、執拗に手を差し出してくる。

思わず僕は、「Perdone...(ごめんよ)」って言っていた。少年はそのあと何も言わずに去って行った。

その時何に対して謝ったのか、自分でもよくわからない。

お金をあげないから?
僕がきれいなカフェで快適に勉強しているから?
テーブルの上に電子辞書やデジタルカメラがおいてあるから?
少年が過酷な社会で生きなければならないから?
僕が少年よりも恵まれた環境で苦労せず生きてきてしまったから?

この全部であるような気がするし、どれでもないような気がする。



ここで疑問がひとつ。
ボランティアとして来た我々。もちろんボランティアの目的はボリビアの人たちを手助けするため。
でも現実には、目の前に路上で野良犬みたいに寝ている子供たちがいて、そんな彼らを助けることすらできない。

さて、僕には何ができるんだろう?彼らに片っ端からお金を渡していく?

この答えを見つけるには、まだまだ時間がかかりそうです。

もし何か感じたこと、考えるところがある方は、ぜひコメントをいただけたらと思います。

そんなこんなで、なんか柄にもなくまじめなことを書いてしまったあるトロけそうな暑さの一日でした!

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初コメ※

ご無沙汰しております!
やずるくんは、写真撮るのぉ上手ですねv-22
いつも楽しみにして、拝見しております、世田谷のセミニート海男です

すごく難しくて、深いぃ疑問ですね。。
その少年の気持ちはすごくわかります。

でもやずるくんは、やずるくんのできる形で、目の前の人達を
助けていけたらいいのではいいのではないでしょうか?
難しすぎて、経験値の低い私が考えられることはこれくらいですv-159 


でもやずるくんの日記は毎日勉強になります!!
毎日の勉強大変だと思いますが、がんばってくださいv-21

No title

う~ん。。。。

たまたま先進国の日本に生まれて、たまたま物質的には何不自由なく暮らせて・・・・・。
一方では明日食べるものも無い。寝起きする家もない。
先進国じゃ簡単に治る病気で死ぬ。

アフリカって、10年先とかウン十年先の時間の概念ってほとんど無いんだって。だってそこまで生きているか分からないから。

すげぇ理不尽。訳分かんねぇ。

それを少しでも変えたくて、今中央アフリカにいるけど。

けどやっぱ分かんねぇ!!!!!!!

俺が石油王ならね。権力(ちから)があったらね。有り余る金があったらね。

とりあえず今は自分の与えられた事を懸命にやるしかない。って思う。直接的には少年を救えないけど、巡り巡って少年に還元できるって信じて。

考えちゃうょね!私もカンボジア行ったトキ、いろいろ考えすぎて夜にホテルで泣いた記憶があるょ

お金をばらまくなら、それなりに富を持っていかなぃと不公平になって恨み合いが生まれちゃうから、うちらにできることはなぃよね…

いつかボリビア人同士で自立支援ができるように、まずは一部の人たちにゆずるが自立支援するっていう、いまのスタイルが1番いいんじゃなぃかな?

それまでいまゆずるが道で見る貧しい人たちは見捨てるコトになっちゃうけど…なんでもそぅだけど、すぐに全部はムリって割り切るしかなぃのかなって私は思うょ

いろんな現実を目の当たりにして、1まわりも2まわりも大きくなって帰ってきてね

No title

良く分からないや、答えは出ないです。

でも、私が思うのは、あらゆることから、目をそらさず、忘れないように、したいなと思うのです。

それが何も変化をもたらさず、助けにならないことは分かっていても、でも、助けるという概念さえ自分には傲慢に感じることがあるのです。

助けたい、でも、助けるって何かな、って。

日本人として生まれて、日本人として育った自分には、どんなに分かりたくても、本当には文化や国が違う人々のことは分からないから、どこかでやり方を間違うような気がする。

だから、本当に自分がこうだって、分かるまでは、いろんなことを自分の中に蓄積していって、忘れないでいたいなって。

私はね、こう思うん。あんまり、協力隊っぽくなくて、ごめんやで。

〉ぬ

どうもコメントありがとう!僕らの立場ってものがどういうものなのか、ほんとに考えさせられるのです。
それゆえその隊員サンの話も身にしみます。
もっと時間をかけて考えてみますよ~

〉シーマン

どうもどうも、ご無沙汰です!
こっちに来てからKISSを毎日してるので、ちょっとずつ写真の腕前が上がってる気がする!ほめてもらえるとうれしいのです!

柄にもなく深い疑問を考えてしまいました…。これから先の2年間、この疑問はずっと付きまとうことでしょう!

できる形で目の前の人を助けていく。確かにそれが一番の基本のスタンスなんだと思います。
どうもありがとう!

〉イッセイさん

十年先の概念がない!何たることか!

たしかに今日食べるものがなくてまわりの人間が自分と同じ年齢で死んでいってる状況では、そんな先のことは考えられないのは当然ですよね…。

こんな話を思い出しました。

アフリカを訪れたある記者が、現地の子供にひとつの質問をしたそうです。

「君の将来の夢はなにかな?」

その子はこう答えたそうです。

「大人になることです。」

我々日本人には理解に苦しむ答えですよね。僕の想像力の範囲外です。

僕らの活動が、少しでもそういう子供を助けるとっかかりみたいなものになると信じて、お互い頑張りましょう!

コメントありがとうございます!

Re: タイトルなし

おっしゃるとおりね!確かに路上で寝てる子供たち全員を助けるなんて今の自分には無理に決まってるんだよね…そういった意味では割り切ることも大切。気持ちの上ではそうしたくなくっても。悩みながら活動してみます。
どうもコメントありがとう!

Re: No title

助けるって概念、確かに傲慢なのかも。どっかで自分が上から相手のことを見ているってことだもんね。

僕は傲慢だろうが何だろうが、路上で野良犬みたいな生活をしている子供を一人でも減らしたいと思いました。キルギスの状況ってどんなんなんですかね?寒さでストリートには人間は住めなさそうですが…。
コメントどうもありがとう!自分の頭で考えながら、お互い活動がんばりましょう!

No title

協力隊員ってなんでこう、同じ考えの道を通るのかね。

大いに考えさせられるテーマだよね。
人間自分のためにしか生きられないのかな、
なんて事も思っちゃったりするよね。

金銭的に貧しいってのは、
自分のせいじゃないってケースが多々ある。
日本じゃそこら辺は見えてこないけど、
途上国にいるとそれは鮮明。

結局何も出来ないまま過ぎる日々。歳をとる。
自分なりの答えを出して納得するしかない。
考え続けることもまた答えのひとつかもね。

No title

さこりーとさん

おお!こんな昔の記事まで読んでくだすって、とてもうれしくなりました!どうもありがとうございます。

このエントリを書いた時から、すでに1年がたちました。結局結論らしい結論は出ていないのです。
っていうか、コメントを見る限り佐古氏も同じことを考えたのですね!「考え続けることが一つの答え」
そうかもしれません。一生通じて、あの時の気持ちを忘れないでいたいです。
プロフィール

やずる

Author:やずる
あ、どうも、ご来店ありがとうございます、やずるです。
2010年1月から南米・ボリビア在住の青年です。

ノリと気合とフィーリングだけで生きちゃってる直観系男子。

ポジティ部所属。最近はアクティ部にも入部希望中。
人と猫とその他の動物と酒とチョコレートが好き。

2012年1月までのボリビア生活を、つれづれなるままに更新します。

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